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「ブログをAIと一緒に運営したいけれど、実際のところ何をどこまで任せればいいの?」——この疑問に、先に当ブログの答えをお伝えします。私は1記事の制作を7つの工程に固定し、AIに任せる範囲と人間がやる範囲をあらかじめ線引きしています。この「型」を決めてから、迷う時間がぐっと減りました。
当ブログ「うちのAI部下」は2026年6月に開設し、約1ヶ月でAIと共同で20記事を公開してきました。収益は正直まだほぼゼロですが、「記事を作って公開する仕組み」だけは毎回同じ手順で安定して回っています。この記事では、その1記事制作ルーティンを工程順にそのまま公開します。これからブログを始める方が自分の型を作るときの、たたき台にしていただけたらうれしいです。

1記事制作ルーティンの全体像(7工程)
まず全体像です。当ブログの1記事は、いつもこの7工程で作られています。
| 工程 | やること | 主な担当 |
|---|---|---|
| 1. ネタ決め | 需要リサーチ・キーワード選び | 人間+AI |
| 2. 構成づくり | 見出し案をAIと相談して固める | AIと共同 |
| 3. 下書き | 構成に沿って本文のたたき台を作る | AI中心 |
| 4. 体験の注入 | 実体験・失敗談・実際の数値を書き足す | 人間のみ |
| 5. 画像内製 | アイキャッチ・挿絵をAIで生成 | AI+人間チェック |
| 6. 公開 | WordPress入稿・最終確認 | 人間 |
| 7. 検品・内部リンク | 公開後の抜け漏れチェックとリンク整備 | AIエージェント+人間 |
ポイントは、工程ごとに「主な担当」が違うことです。全部AI任せでも、全部手作業でもありません。ここから各工程を順番に見ていきます。
工程1〜2:ネタ決めと構成は「AIと相談」で決める
ネタ決めは人間が主導、AIは相談相手
ネタ決めだけは人間が主導します。理由はシンプルで、「自分が本当に体験したこと・体験できること」しか書けないからです。AIに「ブログのネタを出して」と丸投げすると、それっぽいけれど自分では書けないテーマが並びがちです。私は「最近自分がAIでやった作業」を起点に、検索されそうな言葉に置き換える形でネタを決めています。リサーチの補助にはNotebookLMも使っていて、YouTube動画を読み込ませて要約させると、そのテーマで語られているポイントが短時間でつかめます。
構成づくりはChatGPTと往復する
ネタが決まったら、見出し構成をChatGPTと相談します。私が毎回使っている相談の型はこんな形です。
「(キーワード)」で検索する人に向けた記事の見出し構成を作ってください。
・読者:AI初心者でブログに興味がある人
・記事のゴール:読み終えたら自分でも試せる状態になること
・私が書ける実体験:(箇条書きで自分の体験を列挙)
実体験が入らない見出しには「体験なし」と印をつけてください。
最後の一文がミソです。「体験なし」の印がついた見出しは削るか、調べた情報だと明示して書く方針にしています。構成の段階で正直さを担保しておくと、後の工程がぐっと楽になります。
工程3〜4:下書きはAI、体験談は人間。この線引きがすべて
下書きはClaudeに任せています。固めた構成を渡して、本文のたたき台を出してもらう流れです。ただし、ここで出てくるのはあくまで「骨組みに肉がついた状態」で、このまま公開することは一度もありません。
次の工程4で、人間の私が「体験」を注入します。具体的には、実際にやってみて詰まったところ、失敗したこと、画面で見た事実、かかった手間といった、AIには書けない部分です。たとえば当ブログでは、マスコット画像を生成したら足が生えてしまった失敗や、サイトマップが404になって原因を調べた話を、そのまま記事にしてきました。読者の役に立つのは、きれいな一般論よりこういう生の情報だと感じています。
この「AIが下書き・人間が体験」という分担の詳しい手順はAIと記事を書くワークフローの記事にまとめています。また、私は工程ごとに担当のAIを分けて「部署制」で運用しており、その仕組みはAIチーム運用の記事で紹介しています。
工程5:画像はマスター画像参照でぜんぶAI内製
アイキャッチと挿絵は、すべてChatGPTの画像生成で内製しています。ロゴもマスコットも含めて外注費はゼロ円です。コツは、マスコットの「マスター画像」を毎回添付して参照させること。これで画風とキャラクターの見た目が記事をまたいでも統一できます。何も指定しないと、丸い体のマスコットに足が生えたり、雰囲気が毎回変わったりします(何度も経験しました)。
また、自作キャラクターなのにコンテンツポリシーの誤検知で生成を断られることがあり、「これは私が自作したオリジナルキャラクターで著作権は私にあります」と宣言する書き出しにしてから安定しました。マスコットの作り方と画風統一の詳細はマスコット作成の記事で手順ごとに解説しています。
工程6〜7:公開して終わりじゃない。AIエージェントで検品する
WordPressへの入稿と公開ボタンは人間の仕事です。装飾の最終確認、PR表記の位置、カテゴリー設定などは目視でチェックします。ここを面倒がると、後で直す手間のほうが大きくなります。
そして公開後に、もうひと工程あるのが当ブログの特徴です。Claude Code(AIエージェント)に公開済みページを検品させます。実際にこの検品で「挿絵の入れ忘れ」を2回発見できました。人間の見直しだけだと、書いた本人は「あるつもり」で読んでしまうので、機械的なチェックが効きます。あわせて、新記事から関連する過去記事へ、過去記事から新記事へと内部リンクを張り直して1記事が完成です。
AIに任せる範囲・人間がやる範囲の線引きまとめ
7工程を通しての線引きを一覧にすると、こうなります。
| AIに任せる | 人間がやる |
|---|---|
| 構成案の提案・たたき台の下書き | ネタの最終決定・書く/書かないの判断 |
| 画像の生成(マスター参照) | 体験談・失敗談・実測値の執筆 |
| 公開後の機械的な検品 | 公開前の目視チェックと公開判断 |
| リサーチの要約(NotebookLM) | 情報が正しいかの裏取り |
要するに「量と機械的な正確さはAI、判断と体験は人間」です。この分担なら、AI任せの薄い記事にはならず、かといって全部手書きの消耗もありません。これからブログを開設するところから始める方は、ブログの始め方の記事でサーバー契約から初期設定までを順番に解説しているので、そちらから読んでいただくのがおすすめです。また、このルーティンで実際に使っているAIツールの比較と選び方はAIライティングツールの記事にまとめています。

よくある質問
Q. 記事を全部AIに書かせてはだめですか?
「だめ」ではありませんが、私はおすすめしません。AIだけで書いた記事は一般論の集合になりやすく、同じことを書いたページがすでに世の中にたくさんあるからです。当ブログでは、下書きはAIでも「体験の注入」の工程を必ず人間が担当することで、他のページにない情報を足すようにしています。
Q. このルーティンで1記事どのくらいの時間がかかりますか?
記事の種類によって差が大きいので一概には言えませんが、体感としては構成と下書きにかける時間が大きく減り、そのぶん体験パートの執筆と画像・公開前チェックに時間を使えるようになりました。「速くなった」というより「時間の使いどころが変わった」が正直なところです。
Q. 無料のAIだけでも同じ運営はできますか?
構成相談や下書きなど、中心となる工程はChatGPTやClaudeの無料枠でも試せます。ただし無料枠には回数などの制限があり、画像生成やAIエージェントの利用は条件が変わる場合があります。※無料枠の条件は2026年7月時点の情報です。最新は各公式サイトでご確認ください。
Q. ブログ未経験でも、最初からこの7工程でやるべきですか?
最初から完璧に回す必要はありません。まずは「構成をAIと相談する」「下書きをAIに頼む」の2つだけ取り入れて、慣れてきたら検品や画像内製を足していくのが現実的です。私自身も、最初の記事からこの形だったわけではなく、20記事作る中で今の型に落ち着きました。
まとめ:型を決めれば、ブログ×AIは静かに回り続ける
- 1記事の制作は「ネタ決め→構成→下書き→体験注入→画像→公開→検品」の7工程に固定する
- ネタの決定と体験談は人間、たたき台と機械的なチェックはAIが担当
- 構成の段階で「体験なし」の見出しに印をつけ、正直さを先に担保する
- 画像はマスター画像参照で内製すれば、画風統一と外注費ゼロを両立できる
- 公開後のAIエージェント検品で、人間が見落とすミスを拾える
華やかなテクニックは何もありませんが、この地味なルーティンのおかげで、開設から約1ヶ月・20記事をほぼ毎日ペースで積み上げられました。収益はこれからでも、「仕組みが回っている」という安心感は何よりの財産です。あなたも自分なりの7工程、ぜひ設計してみてください。私と「AI部下」たちは、今日もこのルーティンで次の記事を作っています。

