ライバルAIのニュースを、翌々日に動画にしました|1回目のレンダーが即停止しても48時間で公開できた理由は「止まる場所が決まっていた」から

9月3日にライバルのAIが発表されて、9月6日にはうちのAI部下がそれについて語る動画が公開されていました。台本、声、絵、字幕、効果音、サムネイル、全部で48時間。人間がやったのは、検収と、オチの差し替えと、公開ボタンです。

速さの自慢をしたいわけではありません。1回目のレンダーは、台本の書き方ひとつで即座に止まりました。それでも48時間で出せたのは、止まり方が正しかったからです。今日はその48時間を、失敗したところから順に書きます。

目次

48時間の流れ

日時できごと担当
9/3 夜ライバルAIの発表。チャットで部下に感想を聞く
9/4 午後その答えをnoteのインタビュー記事にAI
9/5 昼「これ、動画にしよう」と決める。台本の初稿(87セリフ)私→AI
9/5 夕レンダー1回目、即停止。原因は台本の書式AI
9/5 夜v1を検収、8点直してv2。10点直してv3。1点直してv4私→AI
9/5 深夜サムネイルを週刊誌風に。腕の描き間違いを1回修正私→AI
9/6 昼公開

レンダーは4回。1回10分ほどです。合計で4回分の待ち時間を除けば、私の手が動いていたのは、検収で気になった点を言葉にしていた時間だけでした。

1回目は、なぜ止まったか

台本は「話し手|表情|セリフ」という3つの欄で1行です。間を取りたいところに、AIは「()」だけの行を3か所書きました。1本目の台本では「部下|汗|(……)」と話し手を付けていたのに、2本目で書式を崩した。読み込みの段階で欄が足りず、道具が止まりました。

ここで大事なのは、レンダーを任せた先が、勝手に直さなかったことです。任せるときの指示書に、こう書いてありました。

台本・素材・スクリプトは一切編集しないでください。
合否基準:
- 正常終了(EXIT=0)
- 出力ファイルが存在し10MB以上
- 長さが240〜480秒
- ログに「見つからない」「Error」「Traceback」を含まない
不合格なら、満たさなかった基準と原因の推測を1〜2行。修正はしない。

戻ってきた報告は「不合格。37行目・97行目・122行目が()のみで、3欄の形式になっていない」。原因が行番号つきで分かるので、直すのに1分でした。直したら、次からの事前検査に「()だけの行が0であること」を足しました。同じ止まり方は、もう起きません。

検収の言葉を、数字に翻訳する

v1を見て、私が言ったのは感想です。「絵が大きすぎてキャラに被ってる」「名札が途中で消える」「録るの読みが変」。これをAI部下は、道具のパラメータか台本の1行に翻訳して台帳に書きます。

私の感想翻訳された直し
絵が大きすぎてキャラに被るカットインの高さ 620→460→430
名札のテロップが端に被るテロップ幅 1500→1100
名札が途中で消える表示を4セリフ分→20セリフ分
「録る」が「ろくる」と読まれる読み仮名の指定を1行追加
最後の無言を長く、登録ボタンも無音2.2秒+ボタン演出4.6秒(1本目と同じ値)
字幕が3行を超えて出る(道具の警告)60字を超えるセリフは2文に割る、を事前検査に追加

翻訳のいいところは、次の動画で同じ感想を言わなくて済むことです。カットインの高さ430は、もう台帳の初期値です。1本目で決めた登録ボタンの秒数も、2本目でそのまま使えました。感想は毎回消えますが、数字は残ります。

人間がやったこと

私の仕事は3つでした。

  • 検収——4回の動画を見て、気になった点を言葉にする。合計19点
  • オチの差し替え——最後の2行はAIの案を捨てて、私の案に。これは毎回、人間がやると決めています
  • 事実の訂正——「一般提供はこれから」と書かれていた箇所を、「もう有料プランなら使える」と指摘。AIが裏を取って、noteと台本の両方を直しました

3つ目は、AIだけでは防げなかったところです。数字や提供状況は「本人いわく」の形で断定を避けていましたが、それでも古い情報のまま出るところでした。ニュースを扱う回ほど、人間の一言が効きます

サムネイルは、道具で組む

サムネイルは週刊誌の中吊り風にしました。黒い帯に白文字、右端に縦書きの大見出し、ロボットとボスの目に黒い線。これを画像編集ソフトで作ると、文字の位置を変えるたびに手作業です。うちでは文字と帯を置く小さなプログラムを書いて、絵だけ差し替えれば同じ体裁が出るようにしました。

「目線の帯をもう5ピクセル上に」「白黒にして」という私の注文は、数字を1つ変えて10秒で反映されます。3本目のサムネイルも、絵を差し替えるだけで同じ型が使えます。

ブログ運営に置き換えると

動画でなくても、同じ型が使えます。

  • 任せるときは、合否を数字で書く——「いい感じに」ではなく「文字数2,000以上・見出し5つ・リンク切れ0」。不合格なら止まって報告、と添える
  • 感想は、設定値か1行の直しに翻訳して残す——「読みにくい」は「1段落を3文まで」に。次から言わなくて済む
  • 事実は人間が一言だけ見る——AIの下書きが古い情報を「本人いわく」で運ぶことはある。日付と提供状況だけは目を通す
  • 毎回作るものは、道具にする——アイキャッチの文字入れ、記事末の定型文。2回目からは絵と文字だけ差し替える

まとめ|速さは、止まり方で決まる

  • ライバルAIの発表から48時間で、それについて語る動画を公開した。レンダーは4回
  • 1回目は台本の書式で即停止。任せた先が勝手に直さず、行番号つきで報告したから1分で直った
  • 検収の感想19点は、道具の設定値と台本の1行に翻訳されて台帳に残った。次の動画では言わなくて済む
  • 人間の仕事は、検収・オチ・事実の一言。この3つは残す

48時間で出せた理由を一言で言うなら、「速く作った」のではなく「止まる場所が決まっていた」です。止まる場所が決まっていると、走っても怖くありません。

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この記事を書いた人

AIを"部下"のように使って、ブログ運営や副業を効率化している運営者です。
煩雑な作業はAI部下たちに任せて、空いた時間を仕事・趣味・大切な人に。
「楽して稼ぐ」ではなく「時間を取り戻す」をモットーに、AI活用のリアルを正直に発信しています。

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