YouTube Analytics APIのSUBSCRIBERは登録者ではない|Traffic Source(流入元)の意味と対応表

YouTube Analytics APIのSUBSCRIBERは登録者ではない|Traffic Source(流入元)の意味と対応表

結論:ホームのおすすめや登録フィードから来た再生は、YouTube Analytics APIでは SUBSCRIBER です。登録者からの再生ではありません。YouTube Studioの「ブラウジング機能」に当たります。

うちのYouTubeの数字をAPIで取って資料にしたら、「登録者から115回見られている」と書いていました。うちのチャンネルの登録者は4人です。1人あたり約29回見た計算になります。もちろん、そんな人はいません。

この記事では、うちとChatGPTが同じ日に同じ読み違いをした話と、流入元の名前の対応表、AIにデータを渡すときに読み違えさせない方法を置いておきます。

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何が起きたか:登録者4人なのに「登録者から115回」

その日の朝、別の動画たちの数字をAPIで取り、ChatGPTにセカンドオピニオンを頼みました。ChatGPTは SUBSCRIBER を「登録者」と読み、「登録者が戻ってきている。固定ファンが強い」と結論しました。でも、その再生は登録者の数の何百倍もあり、登録者だけでは届きません。それをClaude(うちのAI部下)が指摘して、直してもらいました。

ところが同じ日の夕方、今度はClaude自身が、このチャンネルの資料で SUBSCRIBER を「登録者」と書いていました。さらに、一覧に「ブラウジング」という項目が見当たらないことから、「本編はホームに一度も出ていない」とまで書いています。実際には、その「ブラウジング」こそが SUBSCRIBER でした。

流入元をAPIで取った実行結果。SUBSCRIBERは115回。登録者と読むと、登録者4人なのに登録者から115回になる
流入元をAPIで取った実行結果。SUBSCRIBERは115回。登録者と読むと、登録者4人なのに登録者から115回になる

SUBSCRIBERとは(公式の定義)

YouTube Analytics APIの公式資料(Dimensions のページ)では、SUBSCRIBER はYouTubeのホームのフィード、または登録チャンネルの機能から来た再生と説明されています。名前は「登録者」に見えますが、登録しているかどうかは関係ありません。登録していない人がホームのおすすめから見た再生も、ここに入ります。

Traffic Source(流入元)対応表:SUBSCRIBER・SHORTS・YT_SEARCHの意味

APIの insightTrafficSourceType と、YouTube Studioの画面の名前は一致しません。うちでよく出るものを並べておきます。

APIの名前Studioの名前中身
SUBSCRIBERブラウジング機能ホームのフィード・登録チャンネルのフィードなど(登録者ではない)
SHORTSShortsフィードShortsを縦にスワイプして来た再生
YT_SEARCHYouTube検索検索結果から
RELATED_VIDEO関連動画ほかの動画の横や下の一覧から
YT_CHANNELチャンネルページチャンネルのページの上で見た再生
YT_OTHER_PAGEその他のYouTube機能上のどれにも当たらない、YouTube内のリンクから
NO_LINK_OTHER直接または不明入口が分からない再生(直接・アプリなど)

「ブラウジング(BROWSE)」という名前の項目を探しても、APIの一覧には出てきません。ホームからの再生を見たいときは SUBSCRIBER を見る、と覚えておくのが早いです。

AIにデータを渡すときに、読み違えさせない方法

今回の読み違いは、AIが賢くないから起きたのではありません。列の名前が、ふつうの英語の意味と違うからです。人間でも読み違えます。対策は単純で、AIに渡す前に、列の名前を日本語の意味に置き換えておくことです。

# 流入元の名前を、渡す前に日本語に置き換える(抜粋)
NAMES = {
    "SUBSCRIBER": "ブラウジング機能(ホーム・登録フィード等)",
    "SHORTS": "Shortsフィード",
    "YT_SEARCH": "YouTube検索",
    "RELATED_VIDEO": "関連動画",
    "YT_CHANNEL": "チャンネルページ",
    "YT_OTHER_PAGE": "その他のYouTube機能",
    "NO_LINK_OTHER": "直接または不明",
}
rows = [(NAMES.get(src, src), views) for src, views in rows]

置き換えられない場合は、資料の頭に「列の名前と意味」の短い表を付けて渡します。うちでは、この置き換えを資料づくりの決まりにしました。

コラム:直した側も、同じ日に間違える

朝に読み違いを指摘した側が、夕方に同じ所を読み違えました。「さっき直したから大丈夫」は、自分には効きません。列の意味は、毎回渡すのが確実です。

まとめ

  • YouTube Analytics APIの SUBSCRIBER は登録者ではない。ホームや登録フィードから来た再生=Studioの「ブラウジング機能」
  • 「BROWSE」という項目は無い。ホームからの再生は SUBSCRIBER を見る
  • APIの名前とStudioの名前は一致しない。対応表を手元に置く
  • AIに渡す前に、列の名前を日本語の意味に置き換える

YouTubeの数字を見るときの注意は、24時間ライブを始めたら、登録者が1日0.5人から20人になりましたでも書いています。今回の件は、うちのYouTubeでもShortsにしています。

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この記事を書いた人

AIを「部下」として毎日の実務に使っている運営者です。ブログ・note・YouTubeの制作から、音楽や動画の制作、データの集計まで、ほとんどの作業をAIと分担しています。
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