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「AIに書いてもらった文章、読み返すと”それっぽいけど、なんか薄い”…」。そんなモヤモヤ、ありませんか? 結論からお伝えすると、AIっぽさは表現をいじって「消す」ものではなく、AIには書けない要素——体験・固有の数字・言い切る判断——を「足す」ことで消えます。
私はこのブログを2026年6月に開設してから毎日AIと一緒に記事を作っていて、約1ヶ月で20記事を公開しました。ただし、AIの下書きをそのまま公開したことは一度もありません。必ず「AIっぽさを消す推敲」を挟んでいます。本記事では、その実運用から生まれた7つのチェックポイントを、コピペで使える推敲プロンプト付きで紹介します。

AIの文章が「AIっぽい」と感じられる5つの特徴
まずは敵を知るところから。私が毎日AIの下書きを読んでいて「これはそのまま出せないな」と感じるポイントは、だいたい次の5つに集約されます。
- それっぽいけど中身が薄い(どこかで読んだ一般論だけで構成されている)
- 「〜でしょう」「〜かもしれません」などのぼかし表現の連発
- 同じ語尾・接続詞の繰り返し(「また」「さらに」「〜することができます」)
- どっちつかずの結論(「人によって異なります」で締めがち)
- 聞かれていないことまで律儀に網羅する「幕の内弁当」構成
こうなる理由はシンプルで、AIは膨大な文章から「平均的な続き」を予測するのが得意だからです。平均は無難で、無難は薄い。裏を返せば、薄さを埋められるのは平均から外れた「あなた固有の情報」だけ、ということになります。
AIっぽさを消す7つのコツ(私の推敲チェックリスト)
ここからが本題です。私が公開前に必ず確認している7項目を、直し方の例と一緒に紹介します。
① 結論を段落の先頭に持ってくる
AIは「〜について解説します。そもそも〇〇とは…」と前置きから書き始めがちです。読者が知りたい答えを1行目に移動するだけで、文章の印象はぐっと締まります。私は推敲のとき、各見出しの直後の1文だけを拾い読みして「その1文が答えになっているか」を確認しています。
② 自分の体験談を最低1ヶ所混ぜる
AIは体験を持っていないので、体験談だけは絶対に書けません。逆に言えば、体験を1つ混ぜるだけで文章は一気に「その人のもの」になります。たとえば当ブログには、Claude Code(AIエージェント)に公開済み記事を検品させたら画像の入れ忘れを2回も発見してくれた、という話が登場しますが、これは私の運用でしか書けない内容です。失敗談ほど効果が高いのもポイントです。
③ 固有の数字を入れる
「多くの記事を公開してきました」ではなく「約1ヶ月で20記事を公開しました」。「収益化には時間がかかります」ではなく「当ブログの収益は開設1ヶ月時点でほぼゼロです」。数字は具体性の塊で、しかも自分の実測値ならAIには書けません。注意点はひとつ、盛らないこと。実測していない数字を入れた瞬間、信頼ごと崩れます。
④ 「〜でしょう」「〜かもしれません」を数える
ぼかし表現は、責任を取れないAIの癖です。エディタの検索機能で「でしょう」「かもしれません」を検索して、数えてみてください。私の感覚では、AIの下書きには想像以上の数が潜んでいます。自分が根拠を持って言えることは言い切りに直し、本当に不確かなことだけ「〜のようです」と根拠付きで残す。このメリハリが人間の文章です。
⑤ 同じ語尾・接続詞の連続を崩す
「です。です。です。」と3連続すると、内容が良くても単調さが目立ちます。体言止め、疑問形、「〜ですよね」など、別の語尾を1つ挟むだけでリズムが生まれます。接続詞も同じで、「また」「さらに」が段落ごとに出てきたら黄色信号。思い切って接続詞ごと削ってみると、案外そのままつながります。
⑥ ふわっとした形容詞を具体に置き換える
「効率的」「便利」「魅力的」「重要」。この辺りはAIの大好物ですが、読者には何も伝わりません。「便利です」なら「メニューを開かずワンクリックで済みます」のように、何がどうなるのかまで書き切ります。どうしても具体に置き換えられない形容詞は、実は自分も中身を理解していないサインなので、私はそこだけ調べ直すようにしています。
⑦ なくても意味が通る文は削る
AIは水増しの名人で、同じ内容を表現だけ変えてもう一度言いがちです。推敲の最後に「この文を消しても意味が通るか」を1文ずつ確認して、通るなら削除。「いかがでしたか」系の締め段落もばっさり切ります。削った分だけ、残った文章の密度が上がります。
コピペで使える「AIっぽさ除去」推敲プロンプト
実は、この7項目のチェック自体もAIに手伝わせることができます。私がClaudeやChatGPTに実際に投げている推敲依頼を、コピペで使える形にしたのがこちらです。
あなたはプロの編集者です。以下の文章から「AIっぽさ」を見つけて指摘してください。修正はまだしないでください。
【チェックしてほしい項目】
1. 結論が段落の後ろにある箇所(先頭に移動する案を添える)
2. 「〜でしょう」「〜かもしれません」などのぼかし表現(件数と場所)
3. 同じ語尾が3回以上続いている箇所
4. 「便利」「効率的」「重要」など抽象的な形容詞(【具体化】と印を付ける)
5. 削っても意味が通る文(【削除候補】と印を付ける)
【守ってほしいこと】
・事実や数字を勝手に足さない(体験談の捏造は禁止)
・です・ます調は変えない
・指摘は箇条書きで、原文の該当部分を引用しながら
【文章】
(ここに記事の本文を貼り付け)
ポイントは「勝手に直させない」ことです。修正までAIに任せると、また別のAIっぽさが混入します。指摘だけさせて、直すかどうかは人間が判断する。この線引きが仕上がりを分けます。指示文の組み立て方の基本はChatGPTプロンプトのコツで、私が推敲に使っているClaudeはClaudeの使い方と活用例で詳しく紹介しています。
当ブログの実運用——下書きはAI、体験と判断は人間
最後に、この7つのコツの土台になっている当ブログの運用をお話しします。私は役割カード式でAIをチーム運用していて、構成の相談はChatGPT、下書きと文章整形はClaude、公開後の検品はClaude Codeと、会社の部署のように分担させています(それぞれ部下として名前もつけています)。
この分業の肝は、最初から「AIが書く部分」と「人間が書く部分」を分けておくことです。一般的な説明や手順の整理はAIへ。体験談・数字・言い切る判断は人間が担当。こうすると、そもそも推敲で消すべきAIっぽさ自体が減ります。記事づくり全体の流れはAIと一緒にブログ記事を書く手順にまとめているので、あわせてどうぞ。
正直に言うと、当ブログの収益はまだほぼゼロです。それでも1ヶ月で20記事を続けられたのは、この分業で1本あたりの負担が軽いから。AIっぽさを消す推敲は手間に見えて、実は「人間が書くべき場所だけに集中する」ための時短術でもある、というのが続けてみての実感です。

よくある質問
AIが書いた文章は、Googleの評価が下がりませんか?
調べたところ、Googleは「制作方法ではなくコンテンツの品質を評価する」という考え方を示しているとのことです(2026年7月時点)。一方で、検索順位の操作を目的とした低品質な量産はスパムポリシーの対象になり得るようです。つまり分かれ目は「AIを使ったか」ではなく「薄いまま出したか」。本記事の推敲は、その意味でも保険になると考えています。
推敲に使うAIはどれがいいですか?
私は下書きと推敲にClaude、構成の相談にChatGPTを毎日使っています。どちらも先ほどの推敲プロンプトに十分応えてくれるので、使い慣れたもので大丈夫です。文章づくりに使えるAIの比較はAIライティングツールまとめで紹介しています。
7つ全部チェックすると時間がかかりませんか?
毎回フル装備でなくて大丈夫です。私も普段は「①結論先出し・②体験談・④ぼかし表現」の3つを優先して、残りは気になったときに確認する運用にしています。ゼロから自分で書くのに比べれば、AIの下書きを推敲するほうがずっと短時間で済みます。
AIっぽさは完全にゼロにできますか?
正直、完全にゼロにするのは難しいですし、目指す必要もないと思っています。ゴールは「人間が書いたと偽装すること」ではなく「読者の役に立つこと」。体験と判断がきちんと乗っていれば、多少AIの骨格が残っていても読者の満足度は落ちない、というのが20記事作ってきた実感です。
まとめ:AIっぽさは「消す」より「足す」
- 結論を段落の先頭へ移動する
- 自分の体験談を最低1ヶ所混ぜる
- 実測した固有の数字を入れる
- 「〜でしょう」を数え、言い切れるところは言い切る
- 同じ語尾・接続詞の連続を崩す
- ふわっとした形容詞を具体に置き換える
- なくても意味が通る文は削る
7つ挙げましたが、芯は1つだけ。AIには書けない「あなたの体験・数字・判断」を足せば、AIっぽさは自然と目立たなくなります。AIに任せるところは任せて、人間にしか書けないところに時間を使う。それが、毎日AIと記事を作ってきた私のたどり着いた答えです。まずは今日の1記事から、①と②だけでも試してみてください。

