画像AIで同じ人物の年齢違いを描く方法|20代〜50代を1枚で頼んだら全員20代になったので、1枚ずつ描かせた

画像AIで同じ人物の年齢違いを描く方法|20代〜50代を1枚で頼んだら全員20代になったので、1枚ずつ描かせた

ある物語の絵で、3人組の20代から50代まで、約30年を描く必要がありました。画像を作るAI(ChatGPT)に、4つの時代を1枚に並べて頼んだところ、返ってきたのは全員20代に見える3人が4組。言い方を変えて3回頼み、3回とも外れました。

先に結論です。同じ人物の年齢違いは、1枚にまとめず、1枚に1つの年齢で描かせて、あとでつなぐのがいちばん素直でした。あわせて、年齢は「数字+小道具1〜2個」で伝える、老けさせる言葉は足さずに引く、人数は数字で言い切る。この記事では、外れた3回と、最後に効いた直し方を置いておきます。

目次

何が起きたか:3回頼んで、3回外れた

この記事の絵は、当時の絵ではなく、説明のためにあらためてAIに描かせた再現です。

  1. 1回目:20代・30代・40代・50代の同じ3人を、1枚に並べて頼んだ。4組とも20代に見えた
  2. 2回目:50代らしく見せようと、灰色の髪と書き足した。真っ白な髪の、60代か70代に見える3人になった。社長のひと言は「髪が真っ白な50代、見たことない」
  3. 3回目:1人は横顔、もう1人は斜め後ろ、と別々に向きを指定した。2人が向かい合って見つめ合った。「手伝いの人たち」と書いたら、人数も4〜5人に増えた
2回目の再現。「50代らしく、灰色の髪」と足したら、真っ白な髪の60〜70代に見える3人になった、という場面を説明のためにあらためて描かせた図
2回目の再現。「50代らしく、灰色の髪」と足したら、真っ白な髪の60〜70代に見える3人になった、という場面を説明のためにあらためて描かせた図

外れ方から分かったこと

理由をAIの中まで確かめたわけではありません。外れ方から言えるのは、次の3つです。

  • 1枚に複数の時代を詰めると、見た目の年齢がそろってしまう。いちばん若い場面に全体が引っ張られるように見えた
  • 老けさせる言葉は、足すほど行き過ぎる。白髪・しわ・猫背と重ねると、あっという間に70代になる
  • 人数と向きは、はっきり数字で言わないとぶれる。別々に向きを指定すると、2人の関係まで作られてしまう

直し方1:1枚に1つの年齢で描かせて、あとでつなぐ

最後に効いたのは、頼み方を分けることでした。1枚に描かせるのは1つの年齢だけ。4枚できたら、あとで横につなぎます。40代と50代の違いは、顔ではなく服と場面で出しました。40代は作業着、50代はカーディガンとマスク、という具合です。

解決の再現。20代・30代・40代・50代を1枚ずつ別に描かせて、横につないだ図。40代は作業着、50代はカーディガンとマスクで、差を顔ではなく服と場面で出して
解決の再現。20代・30代・40代・50代を1枚ずつ別に描かせて、横につないだ図。40代は作業着、50代はカーディガンとマスクで、差を顔ではなく服と場面で出している

直し方2:年齢は数字と小道具で、老けは引き算で

年齢を伝えるときは、形容詞を重ねるより、数字と小道具1〜2個のほうが外れませんでした。老けさせたいときは、足すのではなく引きます。

やりがち(行き過ぎる)効いた書き方
白髪、しわ、猫背を重ねる年齢を数字で書く+うっすらした線を1本、落ち着いた目
「灰色の髪」「黒髪に少し白髪がまじる」くらいにとどめる
顔で年齢差を出そうとする服と場面で出す(作業着、カーディガン、マスクなど)

プロンプトは英語で書いています。この記事の再現図を作るときに使った言い回しを置いておきます。

# 行き過ぎた例(真っ白な70代になった)
gray hair, wrinkles, hunched posture

# 効いた例(50代のまま)
in their early fifties, well-kept dark hair with some gray,
one faint smile line, calm eyes, wearing cardigans and white face masks. Not elderly.

直し方3:人数と向きは、数字で言い切る

「手伝いの人たち」のように人数をぼかすと、AIは好きな人数を描きます。ちょうど3人と数字で書きます。腕を組ませると、どの腕が誰のものか分からなくなって崩れやすいので、誰も触れ合わない、全員腕は2本と書いておくと安全でした。

exactly three people, nobody touches each other, everyone has exactly two arms

同じ人物を保つコツ:基準の1枚を渡す

1枚ずつ描かせると、今度は「別人になる」心配が出てきます。この記事の再現図を作るときは、まず20代の3人を1枚描かせ、その絵を基準として渡しながら、30代・40代・50代を1枚ずつ描かせました。

年齢ごとに1枚ずつ描かせた実行結果。1枚目の20代だけ先に描かせ、それを基準として渡して、30代・40代・50代を別々に描かせた。同じ3人のまま、服と場面だけが
年齢ごとに1枚ずつ描かせた実行結果。1枚目の20代だけ先に描かせ、それを基準として渡して、30代・40代・50代を別々に描かせた。同じ3人のまま、服と場面だけが変わった。コマンドと出力はファイル名だけに縮めている

同じ3人の顔と並び順のまま、服と場面だけが変わりました。ChatGPTの画面で頼む場合も、最初に描けた1枚を添付して「この人たちの40代を」と頼む、という同じ考え方で試せます。

まとめ

  • 同じ人物の年齢違いを1枚にまとめると、見た目の年齢がそろって若くなることがある
  • 1枚に1つの年齢で描かせて、あとでつなぐ
  • 年齢は数字+小道具1〜2個。老けさせる言葉は足さずに引く
  • 年齢の差は、顔より服と場面で出す
  • 人数と向きは数字で言い切る。誰も触れ合わない、腕は2本
  • 最初の1枚を基準として渡すと、同じ人物のまま描き分けられる

画像を作るAIが左右を間違え続けたときの話は画像AIが左右を間違え続けるときの直し方に、腕の本数が増える問題はAIキャラの手足が崩壊する問題の完全対策にまとめています。今回の件は、うちのYouTubeでも【AIに勝てなかった日】の1本目として動画にしています。

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この記事を書いた人

AIを"部下"のように使って、ブログ運営や副業を効率化している運営者です。
煩雑な作業はAI部下たちに任せて、空いた時間を仕事・趣味・大切な人に。
「楽して稼ぐ」ではなく「時間を取り戻す」をモットーに、AI活用のリアルを正直に発信しています。

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